松崎さんへのインタビュー

ApiQとのつながりについて

ーApiQとはいつどうやって知り合ったんですか

 

「もともとうちの父親と吉住さんが仲良くて、それでApiQの一期生の時から農業合宿の受け入れを始めた。

 

でもその時来た人が金髪ピアスで、あんまり礼儀もなってないような人で一回もう来ちゃ駄目ってなって。(笑)その後また12~3年前から受け入れを再開したよ。」

 

ーApiQとの活動で心に残っている事は

 

「九大祭で餅つきをして売ったことかな」

 

ー農業合宿のような活動についてどう思いますか

 

「良いんじゃないかな。農業のリアルなきつさとか知る事ができるし。農家と消費者をつなげる役割をApiQが担ってくれているのは、ありがたい事だと思う。」

 

農業について

ー農業は昔から継ごうと思っていたんですか

 

「小学校5~6年の頃から思ってたね。その時からトラクターとか運転していいって言われて楽しかったし、親父もお袋も楽しそうにしてたから。」

 

ー農業に対するこだわりや思いはどんなものですか

 

「理念としてあるのは、野菜を育てる、栽培するっていうんじゃなくて、よりよく育つ手伝いをすること。

 

水とか土とか、野菜が欲しがっているものに対応する事とか。

 

また逆に鍛えたりもする。

麦踏みは麦が高くなり過ぎると、頭が重くなって耐えられず倒れてしまうから、そうならないように背丈を抑える為にするんだけど、それは麦が欲しがってることじゃないよね。

雑草魂を鍛えるっていう感じ。」

 

ーやりがいを感じるのはどんな時ですか

 

「チームではじめて取り組んだ事ができるようになった時かな。トラクターの修理とか、普通だったら絶対やらないような事を皆でやってみて、できるようになると楽しい。」

 

ー逆にきつい、大変な時は

 

「農作業ができない時。農業経営ってなってくると事務作業とか会議とかも必要になるけど、そういう時間はきついね。できれば農作業をずっとしていたい。」

 

ー今後してみたい事、目標などがあれば

 

「自然薯づくりをして、眠ってる山を有効活用したい。

 

今も、竹を利用する事で広葉樹に根をはらせて、土砂くずれしない強い山になれば良いと思って竹チップを使ってるけど、そういう風に森林保全や環境問題にも目を向けた農業をやっていきたい。

 

そして、うちのお米を買う人が他の人から『森林保全にも目を向けた消費者なんだ』って思われるようなブランドに、百笑屋をしていきたい」

 

ーありがとうございました!