不安だった企画
企画に向かって動き始めたのは12月頃。お互い住んでいる場所が遠く、メールでのやり取りで企画を進めていたので、なかなか思うように進まないところもありました。使おうと思っていた場所が予約できず時間がかかってしまったり、広報の時間が十分にとれなかったり…。当日始まってみるまではかなり不安な状態でした。
当日の参加者は12人。当初予定していたよりは少ない人数になりましたが、最後に早瀬さんに「こじんまりした感じで良かったかもね。」と声をかけてもらい、私自身もこれで良かったのかなと、なんだかほっとしました。お昼を食べながら話しているところを見ても、1人1人が交流できているように思いました。
それでは、次からは当日の動きを載せていきます。
当日・・・!
当日は博多に集合し、バスでの出発です。伊都菜彩でお弁当を調達してから、会場のあごらに向かいました。
会場の様子はこんな感じ。こじんまりとしたアットホームな雰囲気ですね。
さて、ここからは企画の内容に入ります。
今回のイベントは、題して「美味しく知ろう農業の魅力!トークセッションwith農家さん」。
農家さんには、司会者の質問に答えながらお話をしていただき、お昼にはJA売上高日本一の直売所、伊都菜彩で購入した美味しいお弁当を食べながら交流を深めてもらう、という企画です。
今回企画に協力していただいた農家さんは3人。
3人目は、有名な卵ブランド「つまんでご卵」の認知拡大に奮闘している早瀬憲一さん。前のお2人は新規就農者さんですが、早瀬さんは養鶏農家の2代目です。新規就農者さんとはまた違った目線を持たれているのではないかという事で、今回来ていただきました。
長年、夏合宿などでお世話になっている養鶏農家さん。直売店「にぎやかな春」と「つまんでご卵ケーキ工房」も経営されており、APiQ!!糸島巡りでは必ずと言っていいほど訪れる場所になっています。
この3人の方に登壇していただき、司会の北茉優花ちゃんからの質問に答えていただく形でお話をしていただきました。
就農したきっかけ、苦労した事、魅力や今後の目標などについてお話していただきましたが、内容は参加者の特権という事で、ここでは書きません。また、同様の企画をする事がありましたら来てみてくださいね(*'▽')
今回私が学んだのは、現在成功しているように見える方でも、新規就農をする際にはたくさんの困難があり、また新しい取り組みはなかなか周りから理解してもらえなかったという事。そして、3人のお話を聞いていて印象深かったのは、人とのご縁が今の成功へと導いてくれた、という事です。
自分のやりたい事に真摯に取り組み、努力していたからこそ、素敵な人とのご縁を持つことができたのかな、と思いました。
私も自分の興味がある事には前向きに取り組んでいきたいです。
トークセッションの次は、交流会です。
参加者には3つのテーブルに集まってもらい、時間を区切って農家さんにテーブルを回っていただくことにしました。
どのテーブルでも、かなり盛り上がっているようだったので良かったです。何かまた新しいご縁が生まれていたら何よりだな、と思いました。
最後に、場所を移り・・・。
早瀬さんに説明をしていただきながらの養鶏所見学です。日本の養鶏所の8割がケージ飼いなのに対し、早瀬さんの養鶏所は平飼い。研究的にはっきりとはわかっていませんが、この方が鶏にストレスを与える事なく育てられるのではないか、と考えこの方法をとっているそうです。
養鶏の現場などは、ほとんど見る事がないので参加者にも良い機会になったのではないかな、と思います。
また、早瀬さん自身も養鶏の現場が開かれていない事に対して問題意識を感じているそうなので、APiQ!!の方でもまた何か若い人達に向けて発信できる機会を一緒に作ることができたら良いなと思いました。
養鶏所見学を終えた後は、直売店「にぎやかな春」を自由に見て回りました。つまんでご卵が買える他、絶品の卵かけご飯や親子丼、ソフトクリームなどを店内で食べる事ができるんです!
その他にも地元の食材などがたくさん置いてあり、皆興味津々でした。
ここで、このイベントは終了です。今回の企画は、たくさんの方の協力があってこそできたもの。APiQ!!はこれからも、素晴らしい人のご縁を大切にしながら、様々な事に挑戦していけたら良いなと思いました。