あぴあぴあぴ合宿

はじめての試みで開催された「あぴのあぴによるあぴのための合宿」通称「あぴあぴあぴ合宿」。朝倉市長谷山の振興園さんのところで、梨の収穫や選果を教えていただきました。

1日目

1日目は、朝9時頃博多に集合して、レンタカーで朝倉へ。全員運転ができるという事が分かったので、ローテーションしながら運転することになりました。

 

 

しばらく一緒だったトイストーリー車
しばらく一緒だったトイストーリー車

 

朝倉に着いたのは10時半頃。収穫と選果、二手に分かれて作業をしていきました。

 

選果の作業では、梨の重さを分けていきました。こういった仕事は通常はJAでしていただけるそうですが、振興園さんは個人販売をしているので、選果作業までする必要があるそうです。

 

まず、梨を手に取って・・・

 

重さを測って

 

 

表を見ながら選別して詰めていく、という作業を繰り返します。

 

 

もくもくと進められる作業でした。

 

 

選果作業をしている合間にもたくさんのお客様が梨を買いに来ていました。皆さん何年も買いに来ている常連さんのようで、信頼関係をずっと築けているのが素敵だなと思いました。

 

お昼はお父さんの方にお蕎麦屋さんに連れて行っていただきました。

 

内観の一部だけ。レトロな雰囲気がとても素敵な場所でした。
内観の一部だけ。レトロな雰囲気がとても素敵な場所でした。

 

午後からは役割を交代。

私は収穫の方に行きました。

 

連れて行っていただいた梨園は車でだいぶ登った山奥の方にありました。九州北部豪雨では梨園に行くまでの道が崩れ、行けなくなったこともあったそうです。

 

 

 

何故こんな場所に梨園があるのかを聞いてみると、「昔は米の値段が高かったので平地は全部田んぼにして、梨などを山の方に植えた」という答えが返ってきました。少しでも収益が上がるようにするための知恵だったようです。

 

 

また、最近は温暖化が進んできたため、気温の低い山の方が平地よりよくできるという事を聞きました。

 

しかし、獣害対策は入念にしなければならないようで、特に鹿の被害が最も大きいそうです。私は、鹿が2メートルもジャンプすることを初めて知りました。

 

この時期収穫が始まる秋月。酸味が少ないため、甘さが感じられる梨だそうです。
この時期収穫が始まる秋月。酸味が少ないため、甘さが感じられる梨だそうです。

 

実を手のひら全体で持って大きく回すように上に持ち上げると、軸の部分がぽきっと折れ、綺麗に取り外せます。そして、実の軸を少し短く切ってから、カゴの中に入れていきます。収穫作業はとっても簡単。ですが、それ以前にとっても難しいことがありました・・・。

 

難関ポイント①見分け方

実はたわわに実っていますが、当然「何を収穫してもいい」というわけではありません。鮮やかな橙色に色づいている物のみを選んで収穫していきます。

 

しかし、これが結構難しい。「色づいてる」と思って裏側を見ると全然だったり(太陽の光の当たり具合で変わるようです)、なっている時は赤く見えても採ってみるとまだ青かったり、色々見ているうちに基準が分からなくなったり・・・。

 

ペース良く収穫していくためには、目を養わないといけないんだなと思いました。

 

難関ポイント②足元の悪さ

 

収穫のために木から木へ歩いていくのですが、急勾配だったり草が生い茂っていたりして、少し歩くのが大変でした。井上さんによると、「毎年1回誰かが滑ってこけて骨折している」そうです。私も一度こけてしまいました( ;∀;)。雨がたくさん降った後の収穫なんかは大変なんだろうなと思いました。

 

難関ポイント③虫

ちょっと写真ではお見せできませんが💦、腐っていたり傷がついている梨には虫がたくさんついていました。そういう梨は切って落とさないといけないのですが、鋏で軸を切ると虫が向かってくるのでとても恐怖でした・・・。

 

ですが、虫がつくのはそれほど甘い証拠。井上さんは、「他の梨にはつかないけど秋月にだけはつく」と言っていました。

「虫でも分かるほど甘い」梨、秋月。すごいです。

 

以下、収穫の様子です。

収穫作業ってやっぱり楽しいですね。

 

 

16時頃、その日の作業は一旦終了。

あぴメンバーは一旦旅館でチェックインを済ませた後、井上さん宅で開かれるバーベキューにお呼ばれしました。

 


バーベキューには親族の方たちもたくさん来ていたので、とても賑やかで暖かい場になりました。子供たちとの花火や梨の種類当てなどもあり、とても楽しかったです。
そんなにお手伝いできていないのに、ここまで豪勢な待遇を受けていいのかと戸惑いました。

1日目はここで終了。
温泉に入って、みんなでボードゲームをしてから就寝しました。

2日目

この日は、朝倉観光から始まりました。

まず最初に向かったのは「道の駅原鶴」。残念ながらひまわりは咲いていませんでしたが、「ひまわりフェア」の関係でイベントが行われており、お客さんで賑わっていました。

ここで各々食べたいものを買って朝ごはん。野菜や果物を買っているメンバーもいました。

次に向かったのは「三連水車の里 あさくら」。
朝倉市には今でも7基の三連水車が現役で農地をうるおしているそうです。お盆の時期にはライトアップイベントもあるようですよ。

色々と観光をしてから井上さん宅に向かうと、今度はお昼ご飯で「だんごあん」に連れて行っていただきました。

(まだこの日遊んでしかない…笑)

「だんごあん」は自然豊かな素敵な場所で、平地よりもめちゃくちゃ涼しかったです。

 

メニューはこんな感じ。

 

 

おいしかったです。

 

 

午後は、1時間だけ作業。作業内容は1日目と一緒なので省略しますが、この日はお父さんとたくさん話すことができました。

 

農業のおもしろさや経営方法、今後の見通しなどについてお話していただきました。

 

15時頃、振興園さんとはお別れ。

最後には葛餅と20世紀梨、秋月までいただきました。

2日間とても良くしていただいて・・・、本当に感謝感激です( ;∀;)

2日間ありがとうございました!
2日間ありがとうございました!

 

そこから博多に戻る前に、もうひと観光(?)

ずっと気になっていた「林檎と葡萄の樹」に行きました。

 

 

早生富士りんごと巨峰を人数分手に入れて、最後は有名なアップルパイを食べてfinish!

 

博多に帰り着きました。

 

 

 

 

今回APiQ!!と関わるのははじめてだった振興園さんでしたが、本当に「こんなに好待遇を受けていいの?」というくらい良くしていただきました。梨の収穫や選果作業を教えて頂き、また様々な貴重なお話しをしていただき、本当にありがとうございました。

 

また、朝倉もとっても良いところでした。

また来年も行けたらいいな、と思った合宿でした。